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2006年1月15日 (日)

ニュージーランドでヒラマサ釣り

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6時頃、明けはじめる。
眠たい眼を擦りつつ眺めると其処には素晴らしい朝焼けの中に小島、湾が微かに見える。
海岸までせり出た小高い丘に鬱蒼と茂る木々の中から色んな鳥の綺麗な、そして聞いた事もない心地よいさえずりが聞こえて来る。
なるほど、噂に聞いた綺麗な所だ。

キャプテンのsteveに連絡を取るため、オークランドで借りたプリペイド式の携帯電話を使うがコレマタ、とんでもない旧型で3,4回かけ直しやっと繋がる。

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6時30分頃、他にこの船に前夜より泊っていた地元の若衆2人を含む3名でいざ出航する。

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先ず、サビキで餌になる小魚を釣る。
時々、30-40cmのタイも釣れるがスチーブ曰く、ベイビーの一言で逃してあげる。

又、餌釣りの最中、突然ヒラマサが出現する。

steve曰く、こいつは’体重は25-30ポンド、ベイビー’の一言。

steveが颯爽とGT釣り用に用意した浮きルアーを近くに投げると2,3回喰い付き、ロッドをおもいっきりひん曲げ、水面をバシャバシャさせて見せてくれる。

しかしわざとに針をかけない様にし、この時間帯は餌釣りに専心する。

沖に行けばまだまだデカイのが沢山いるよと言われ、次第にやる気が出てくるし、他の二人も目の色が違ってきた。

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3人で釣り上げた餌となる小魚が備え付けの水槽一杯に納まる。

愚生が一番釣り挙げたが地元の連中は下手くそ、指先が白人特有の?不器用で、しかも男のくせしておしゃべりで喧しく、尚且つ鈍くさいときた。

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真ん中に見えるピンクの浮きルアー?をトリヤマに投げ込むと面白いようにお魚さんがアタックしてくる。

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同船した、地元の2人の気の良い20代とおぼしき両釣り師はとにかくおしゃべりで騒がしい。
よく喰い、愚生にパン、チョコレート、果物などもくれたがどれも不味い物ばっかりだった。

キャビンに近い右側釣り師が大物を釣り挙げた時の事。
アル・パチーノもたしか演じていた映画等でよく見かける例の、調子パッズレの人を小ばかにしたような歌を歌いながら背中を若干前倒しにして頭を左右に振りつつ、両手を交互に前に出し、尻を左右に振りながら間の抜けた格好でリズムを取りつつ狭いキャビンでダンスを始めたのである。

愚生は何度かアメリカの薄汚い、喧しい居酒屋でも、この間抜けなダンスを見かており、例に倣っておもいっきりひやかしてやる。

するとどうだろう。
馬鹿にされている事も分らないのか、図に乗ってよりハッスルして一見’阿波踊り’の様な’タコ踊り’に力がより一層はいる事しばし。

この間、釣りを忘れて大いにこのダンスを眺める。

アングロサクソンのとぼけた一面を垣間見ることが出来、今思い出しても可笑しくて、一人で大笑い。

なんと、まあーおおらかな事。

釣りの原点を垣間見た気がする。

所で此方の釣り方はこんな方法だった。
★ジグ釣り:
釣り方はいたって単純、ジグでは潮の流れの遅い時には略海底近くまで落とし込み、其処からアクションを付けながらオモイッキリ巻くだけ。
★餌釣り:
これまた簡単で餌となる小魚の頭に弱らせない様に釣り針を通し落とし込む。
潮の流れのあまり無い時は海底より1メールくらい巻き上げ、竿を船縁に固定したまま、後はあたりを待つだけ。
★浮きルアー釣り(本当の名前は忘れた):
鳥山のど真ん中に船を突っ込み何処でも良いからオモイッキリ投げ込み、後はアクションを付け唯巻くだけ。
其の鳥山だが、とてつもなく大きく今回出遭ったのは直径が2-300メールもある。
又、群がる鳥達も日本でよく見かける小さいものから羽を広げると2メール以上にもなる大型のカラフルな鳥まで無数に沢山群がっていた。
時々ヒラマサが水面近くで小魚を捕食するらしく、見事な水しぶきがあちこちで見られ壮観であった。
しかし、其の大型の鳥はよくよく眺めてみると、海面の数十メール上空から狙いを定め、翼をたたみ込み、物凄いスピードでほぼ垂直に長い嘴を武器に飛び込むではないか。

もしも、突然狙い所に大型の魚が現われでもしたならコントロール、ブレーキも効かず?衝突する事も有り得るのではないだろうか。

之って余計なお世話かな??

疑問に思い、steveに聞くと、

「たまに伸びて浮いている鳥を見かけるよ」と言っていた。

これもニュージーランド版、野生の掟なのだろう。

日本では見られない美しい自然がそのまま残っている豊饒の海だった。

魚食を主としないアングロサクソンとは言え、自然保護されるが故の釣果であろう、しかし、オークランド周囲では7-8年前までの様な大型のタイ釣りはもう出来ないとも言っていた。

歴史上、最高の旅行者であるキャプテン・クックもさぞかし喜んだに違いないだろうな。

下手くそな愚生でも腕が痛くなる位、釣りを楽しめた。

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日暮れ時、夕刻8時過ぎのpaihiaの湾。

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釣り船が出港した艀の建物。

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午後9時頃の湾の周り、まだ明るい。

帰港後、迎えに来たカミサンと一緒にヒラマサの料理を食したが旨かった。

40ポンド以上もあるお魚さんを2人で喰いきれる事など到底できず。
ニュージーランドの度田舎にあたる、ここpaihiaに住んでおられる中国系のトンデモ英語を話すお年寄りにあげたなら、えらく喜んでいた。

再度、オーストラリアに戻りシドニーのお魚屋さんで其の理由が判った。

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