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2006年7月29日 (土)

グランドゼロ

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どうやったなら、大きなお魚さんを釣り挙げられるかと考えながら資料を整理していると、懐かしい、よく通ったニューヨークジャズで名を馳せているbirdlandのパンフレットが埃にまみれて出現。

2000年12月、
奥さん同伴でテキサス州サンアントニオでの学会の出席後、シカゴ経由で何回も通ってるニューヨークに遊びに行った際貰ったもの。

ジャズライヴ通の間ではよく知られた所、時々そこで実況録音された曲が日本でもtv,fm等で流れている。

その時は確か、マンハッタンはミッドタウンのとあるコンドミニアムに宿を取った。

アンティークショップ巡り並びに、よく行く所の一流のジャズライヴ演奏を聞かせる、blue note 、birdland辺りが一般の人には名の知れた所だった。

ジャズには人一倍、拘りがあった。
貧乏学生時代によく、当時のジャズ喫茶とやらに悪友らに連れて行ってもらったが、其の頃聞かされた曲に皆さん酔いしれていた様だが自分は何の感慨も無かった。

その後、
ジャズの良さは日本人ではなかなか理解困難であり、特にライヴ演奏でなければ全く面白くなくなった。

録音された曲は、
愚生にとっては丁度、時代遅れの絵画、アートと変わらず、冷めたコーヒーにたっぷりのクリープと砂糖を入れて無理やり飲まされている様なものになってしまった。

従って、今でもジャズに関するcd、dvdは持合せてない。

悪趣味を披露する気など勿論無いが、

シカゴの古汚い、危なっかしい、小便とビールの匂いの交じり合ったジャズ、

ニューオリンズの軒並み連なるフランスの影響をも受けた色んな年代、色んな民族性を基調とした陽気な音楽と人種の混じりあったジャズ、

とあるマンハッタンの薄暗い、あまり綺麗じゃない、小さな一室で神経質なまでの研ぎ澄まされた繊細なラッパとタイコだけのジャズ等々。

そこには、
才能豊かな演奏者と客とのやり取りがあり、間違いがあったり、頑固で個性的な、損得抜きの強烈な自己主張があり、そして、何よりも驚くような、身震いする様な、新鮮なアドリブが山ほどあった。


9ヵ月後の2001年9月11日、
ニューヨークがテロに見舞われる。
グランドゼロ近くの親しくしていたアンティークショップの親父らにメールを何回も送ったが返事はどれも返って来なかった。

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