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2007年6月28日 (木)

熊本 典道氏の心

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6月25日、
耳を疑う様な報道。

袴田事件の第一審を担当され、死刑判決を下された裁判官のお一人である、熊本 典道氏が陳述書を添え、再審開始を求める上申書を最高裁に提出された主旨。

遂にまともな人間が法曹界から現われたか、嬉しい限りである。

愚生、学生時代に興味を持った、狭山事件、そしてこの袴田事件と、誰がどの様に、常識的に考えても無罪とすべき事件を何故、かたくなに有罪としつずけるのか大きな疑問であった。

結果、これ等の判決に関わった裁判官たる者の人間性に対する大きな疑問、そして裁判所とは一般世間で言われる所の最低限の正義感等を持ち合わせていない人間の集合体の様にも思われた。

考え過ぎかもしれないが、猛勉強で最難関と言われる合格率数%の司法試験にパスした裁判官の資格を有する人達は、裁判所という組織の中で唯、盲目的に従属する事を暗黙に強制されているのか、或いは、自己保身のためなのか、或いは、最高裁トップを目差す出世競争の為にのみ心血を注いでいるか。

判例から察するに、超保守的、右より、事勿れ主義が蔓延りあまりにも後進性が目に余る思考構造にうんざり感が漂う。

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この日本の’闇’とも思える法曹界に切り込んだ、熊本 典道氏は今後の展開を深慮されている事と思われるが、

「可能ならば袴田氏無罪の陳述を行う為、最高裁判所に出廷したい」主旨も述べておられる。

3人の裁判官の合議制の為、自らは無罪と判断したが他の2人は死刑とした為、第一審後の熊本 典道氏の心を察するに気の毒なほど揺れたに違いない思われる。

立派なお覚悟だ。

故、城山 三郎氏は文字で、’人としての崇高な倫理、正義、そして生きる上でのある種の道しるべ’を提示されたが、69歳になられた熊本 典道氏の今回の行動は颯爽としており、両者に共通する人間性を感じ取る事ができる。

賞賛に値する行動だ。

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2007年6月27日 (水)

日高山系、6月の渓流釣り

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6月26日、与作を連れ日高山脈で渓流釣りを楽しむ。

すっかり明るくなった午前4時30分頃、釣り開始、
直後に与作を放してやると周囲の鹿の臭いを嗅ぎわけ、喜んで奇声を発しつつ走り全身ダニだらけとなって帰ってくる。

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川に入ると水温はかなり低く、峰には雪渓があちこちに見られる。

流水の透明度は抜群、こんな綺麗な川は世界中どこを探してもきっとないであろう。

第一投で40cm前後のアメマスが着水とほぼ同時に喰い付く。

面白い、久々の結構な手ごたえ。

その次、同サイズのニジマスが喰い付く、ジャンプを繰り返し其の美しい魚体を披露してくれる。

一箇所で10匹前後釣れるが場所を変える。

勿論、総て

catch & release。

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やや下流の流れのよどんだ広い、水深2-4m位の所に移動するとあちこちで波紋が見られる。

よく眺めると、なんとこんな山奥には本来生息する筈も無い

’ウグイ’が。

しかもルアーに喰い付く、腹はパンパンに張って丸々と太っており、産卵が近いのだろう。

地元のアイヌの古老に聞いても’ウグイ’、’アカハラ’の類は生息していなかったとの事。

その昔、
今は害魚とされるブラウントラウトの稚魚が密放流され、数年後、それを釣る為に河口近くで捕らえた’ウグイ’が生き餌として用いられ、余ったものを餌として川に捨てられたらしい。
それらが増殖したらしいとの御説がもっぱら。

釣り師の無知、エゴが、こんな山奥の渓流にも。

釣り上げた’ウグイ’を絞め、川に流すと何処かで眺めていたのであろう、
これまた丸々と肥えた、抜目のないトンビと思しき大型の鳥が直ぐに目の前に飛来し、上手に爪で引っ掛け

catch & go,

対岸の木の高枝にとまり、愚生を見下し、旨そうに喰らい付いていた。

現代版の生態系か。

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2007年6月22日 (金)

輸血を拒否

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毎日新聞、6月20日web版より、

大阪医大病院でエホバの証人jehovah's witnessesの妊婦が帝王切開の最中、大量出血するが、信仰上の理由で輸血を拒否し、死亡した事が19日に判った、との記事が目に止まる。

概要は以下の通りです。

手術前に患者と病院が同意書を交わし、輸血を拒否する事、その事によって生ずる’死’に至っても免責する事だったらしい。

病院側では事故調査委員会を設置し調査したが異常死でない事、又、家族の希望でもあり警察には届けていない。

                                 以上。

この記事に対する何の先入観も持たずに、最初に単純に思い浮かんだ事は、

輸血さえおこなったなら略、確実に救命できたはずだろう、

病院は患者の生命を救う事ではないのか、

きっと、この医師らは当然、各種治療法を説明されたであろう、
そして、「御家族、患者さんがどれかを一つを選択して下さい」、だったのだろう、

これしかないのだろうか、

いくら、訴訟が怖いとはいえ、信仰の自由があるとはいえ、

医療はサービス業以下に成り下がったのだろうか、

何より、この医療スタッフは一生、ある意味での’殺人’と言っても差し支えないトラウマから逃れられないのではないだろうか?

次に「マインドコントロールの問題だ」と言われる村本 治先生のご意見を掲載させて頂きます。

信者らは組織の方針の一部が自己の意思に反していても、完全服従が要求され、心理的圧迫と情報統制で意思表明を実質的に否定されている信者が輸血拒否の意思を表明する時、それが真の自己決定か、組織の方針を守らざるを得ない状況でなされた決定か医療関係者には難しい問題である。

医学文献の報告では、教団や他の信者に秘密を守る条件で輸血を受け入れる信者が多く存在することは知られている。

これは信者の自己決定が、実は組織に対する絶対服従であることを物語る云々と。

そして信者のこの様な状況に対する考慮が払われる必要があるだろう。

と結んでいます。

きっと当事者である所の大阪医大病院内では可也の議論がなされた事と推測されますが可能な限り情報公開されることを望みます。

この問いに対し、正解はある筈もなく、又、裁判所如きに法律論をぶたれても真の解決は遠のくばかりではないでしょうか。

この教団は予防接種、臓器移植も過去には禁止していたが現在は禁止しておらず、自己血輸血や血漿製剤の使用に至っては受け入れると言われております。

一体、どこが違うのかさっぱり解らないし、あまりにも馬鹿げた、大いなる矛盾に満ちた教義ではないでしょうか。

教団もきっと説明できないのでしょうね。

宗教の憲法とも云われる教義の決定のされ方に漠然とした疑問を持つのは果たして愚生一人だけであろうか。

christian-based religion or cult?

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2007年6月19日 (火)

野付半島沖でクロガシラ釣り

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16日の夕刻、4時過ぎに室蘭から来られた若造君、並びに函館から来られたkomasaさんの三人で釧路、中標津経由で標津に向う。
夜の10時過ぎに到着、港近くの船長さんのご自宅にて仮眠の後、翌17日、3時過ぎに出港する。

うねりとヤマセが強く朝のうちは結構な寒さであった。

船長さん曰く、既に大物釣りのピークは過ぎているとの事だったが
時々掛かる大きな40-50cmのクロガシラカレイとの駆け引きは独特の面白さがある。

カナダのキングサーモン、チョウザメ釣りの様なデリカシーに欠けると言ったなら失礼だが目の前にある美味しそうな餌なら何でも喰い付いてしまう獰猛なお魚さんとは又違った、繊細且つ大胆なやり取りに興味は尽きなかった。

次の様な疑問点を
鋭い洞察力を有する若造君、経験豊かなkomasaさんらと思案、考慮しながら釣り糸をたらした。

一艘の釣り船から約10個の仕掛けに約30個の餌が海底20メールにあるとして、

その周囲にいるお魚さん達は一体何を基準に捕食行動を取るのであろうか?

お魚さんの視覚、聴覚、味覚、触覚、臭覚等の五感に対する研究ではどの程度解っているのだろうか?

水産学部の先生方々、
マグロの研究ばかりではなく庶民のお魚さんの研究も併せて御願いしまーす。

でも、解らない事こそ、其処に本当の面白さ、遊び心があるのだろう。

帰納法と相反する演繹法をもって釣りにトライするのであるなら
断然、komasaさんご推奨の演繹法的な方法が有効であろうが一発大物にトライするのであれば帰納法的手法も棄てたもんじゃないし、ヒットした時の喜びも数段まさる。

でも過去の例からすると殆どが失敗であったが。

晴れ間には知床連山、国後、野付半島が其の美しい姿を見せてくれ、峡谷の残雪が雄大な景観にはなを添えてくれた。

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2007年6月10日 (日)

与作の調教風景-2

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与作は本日も早朝、

新緑の中、時速30-35km、約7kmをキャンターで、右手前を得意として車に併走。

まだ、与作が子犬の頃、手前変換が巧くゆかずよくカーブで転がっていたが今では自信たっぷりの様だ。

其の、疾走姿勢は理想的に近いフォームなのだろう。
例えば、前肢の後方伸展の場合、顎下より頸の下、肩関節部から前腕そして下肢に至る直線を呈し、其の肢の末端は臀部後端より後方に出ている。

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又、後肢の前方伸展に至っては緊縮した腹囲が深い踏み込みを容易にし、其の肢末端は肩関節下部まで踏み込んでいる様子が伺える。

もしも、遠くに、鹿、若しくは稀だが熊が眼に入ると、頭部を一段下げ、重心の上下動を抑え、ドスの効いた低い呻り声をあげ一段と加速する。

しかし、其の呻り声が相手の耳に入りたちどころに逃げられてしまう。

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余談ですが、熊の話

過去、3回ほど与作は熊に遭遇したが数分から数時間、其の体臭を手掛かりに走り回ったが総て逃げられてしまった。

逃げる殆どの熊は急傾斜の崖をよじ登る為、与作は悔しがり其処をなかなか離れようとしないし、確認してみると其処には熊の立派な引っ掻き爪痕が残っている事もある。

これは4月下旬、山道で見かけた熊の便だが、推定、3-5歳程度で手前の靴のサイズと比較しても、野草の新芽を主食として糞量、消化状態共に良く、きっと健康状態には何等問題ないのだろう。

それにしても、人間を恐れない熊の増えた異常とも思えるこの現象は....ただ単に生態系の変化だけなのだろうか。

何れハンターの餌食にならない様に。

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最後に、

近くの川に入り、ひと泳ぎ、まさしく、クーリングダウン、10分後には心肺機能が殆ど安静時に戻る、これも日々のトレーニングの成果かな??

こいつ、

全く、気楽な人生をおくっている、しかし欠点が一つある。

与作の妹も同様、
犬族は総て備えている筈の帰巣本能が時たま全くの機能不全に陥る事がある。

たまに帰れなくなり、
一晩、山中で過ごし警察のお世話になった事が数回ある前科者だ。

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2007年6月 1日 (金)

nasa長官のひと言

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今朝の、abc newsより、

nasa/アメリカ航空宇宙局長官のmichael griffinがとんでもない発言を。

"I have no doubt that a trend of global warming exists," Griffin told Inskeep. "I am not sure that it is fair to say that it is a problem we must wrestle with."

要は、地球温暖化の事実は無い、とのご意見発表だから、

サァー大変。

nasaと云えば、世界中の優秀な科学者の寄り合い所帯の様な所で、御乱心とも思える発言に内部から訝る発言が多数。

止めさせろ、

とまで出てくる正論派の論調に、さてどの様な答えを出すのか、成り行きが楽しみであり虚しさも然り。

世界中の御用学者に共通する現政権への御機嫌取りかと思いきや、あまりの無定見な発言に、かのbush政権からも無視されている。

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この、michael griffin長官よりも、

愚生の知る所、
北海道と云う狭められた範囲ではあるがウトロの漁師さん、積丹の船頭さん、えりもの老獪な昆布取りのお爺ちゃん等の、経験論を基本とした、研ぎ澄まされた見識の方が遥かに説得力及び先見性があり、realityに富んでいる。

ある意味で素晴らしい科学者の提言である様に思われる。

例えば、

道東でブリが定置網に掛かった、

えりも岬で今まで見たことも無い南方系の魚が網に掛かりだした、

日本海でオキアミの大発生etc

そして、師ら曰く、

「いずれ、北海道で魚が獲れなくなっちゃうんだろうか、心配だべ」と。

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