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2007年8月12日 (日)

豊饒の海

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無理を承知で御願いし、態々我が家に泊まって頂き、釣りの貴重なアドバイスをしてくれた函館のkomasaさんと一緒に8月11日、近くの太平洋で釣りを楽しむ。

出港前に老船長さんが、

’今日は新しい根に行くよ’と

小声で教えてくれる。

これは、ひょっとして面白い事になるのではと内心ゾクゾク。

愚生、数日前より罹患した風邪の為、咳、鼻水と格闘しながら早朝より霧雨の中、船縁に釣り竿を2本セットする。
左側には従来、使用している正攻法の「アドバの仕掛け」をメインに、誘いを掛ける為の竿。
右側には15年位前に何処かの釣具屋さんのバーゲンで購入した軟弱な、同一竿2本組で3千円程度の錆付いた竿に、前々より面白おかしく考えて自作した「ヘンチクリンな仕掛け」をセットし、殆ど置き竿とする。
詰り、此方はどうでもよい、「インチキな竿」という事。

さて、
釣り開始後、直ぐにkomasaさんの見事なコズキをいれた竿にマガレイが掛かる。

愚生にも遅ればせながらマガレイが掛かる、然し、こずき、誘いを頻繁に行っている左側の竿にではなく、右側、ほったらかしの「ヘンチクリンな仕掛け」をセットしたインチキ竿が断然、喰い付きが良いではないか。

其の内、インチキ竿の「ヘンチクリンな仕掛け」に大物が喰い付く。
竿を付け根から大きく上下させ、リールを逆回転させながら、やがて大きなババカレイ特有の背中が海中に見え、船上、大騒ぎの中、無事ネットインする。

その後も、このインチキ竿に面白い様に喰い付く。
マガレイの大物、アブラコ、そして2匹目、3匹目のババカレイ等々。

ここは不思議な所で、背側の御上手な釣り氏はオオナゴを用いた本格的なソイ釣りとカレイ釣りの可笑しな組み合わせの2本立てで、コンスタントに両者を釣り挙げられていたが大物ソイも何匹か混じっていた。

又、9時頃、このインチキ竿が根掛かりする。
シャクっても、又、曳いても全くビクともせず、ほったらかして置く。

其の内、船の移動に伴ってなんとか外れたみたいだけれど、何か異様に変な感じ。

とんでもなく重たい、しかも半端な重さじゃない。

両膝を曲げ両手で竿をかかえ、必死でGに耐える。

力いっぱいあおっても初めのうちは殆ど動かなかった者が、少し時間が経つとほんの僅かながら挙がってくる、然し、中々リールを巻けない。

土左衛門様か??

はたまた、超特大なタコか?

何とか踏ん張りつつ我慢し、やがてリールがほんの少しずつながら巻ける様になり、海底から10mも挙がった所で、スーと軽くなる.......。

残念、無念。

掛かってからの所要時間は、5-6分、楽しい夢を見させてくれた。

断腸の思いで針を確認してみた所、タコの薄皮が数センチほど残っていた。

其の後にも同様の事件があり、針には、今度は吸盤だけが残されていた。

komasaさん同様、最後まで笑いと興奮、そして新発見の絶えない、豊饒の海であった。

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コメント

タコを逃がしたのは残念だったですね。
竿をあまり立てずにリフトしてからリールを巻き込む
を繰り返して引き上げますが、針の掛かり所が悪かったのでしようね。
ババガレイの煮付けは最高でした。
仕掛けを工夫して再度挑戦の機会に備えて準備します。
こんなに楽しかった釣行も久し振りでした。
釣り仲間と豊穣の海に感謝です。

投稿: 清水小政 | 2007年8月12日 (日) 14時58分

日本は
元々、お百姓さんの国ゆえに、蛋白源をお魚さんに求めた事は当然の事ながら、ナマコ、タコ、ババカレイ等々、現代人にとっては最高の食材ながら、最初に食した時の日本人の表情を想像すると.....吹き出しちゃいますね。

投稿: 与作 | 2007年8月12日 (日) 20時56分

タコ残念でしたね。
いつか釣った魚をご馳走してください!

投稿: 仙台まりこ | 2007年8月22日 (水) 00時14分

ヘンチクリンな仕掛けが気になりますね~(笑)
タコは岩を抱いてしまっていたのかな~?
そちらで超特大のタコというと、やはり水ダコでしょうか?

投稿: 沖縄けむまき | 2007年8月27日 (月) 08時55分

おばんです
沖縄、けむまきさん

愚生オリジナル(笑)のヘンチクリンな仕掛けとは、間延びした90㎝位の長さの道糸に針を適当に3本程付けた、オセイジにも良いとは云えない代物です。

それに餌のイソメを付け、海底にほったらかして置きます。

そうすると何故か喰い付きます。

横で見ていた船長は6-8kg位の’何とか大ダコだろう’と言っておりましたが。

一言、
「あれは旨いんだ」と。

クヤシイです。

投稿: 与作 | 2007年8月28日 (火) 21時43分

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