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2007年9月28日 (金)

ミャンマーのお坊さん

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愚生の年代はビルマの呼称が懐かしい。

今度こそ革命なるか?

革命後の国家としての安定は?

後で蠢いている中国はどうでる?

先頭に立ち、体をはって銃口の向かい、デモ行進されているのはお坊さんらしい。

そのお坊さんはbbccnn newsを見る限り、政治性は帯びていない様に見える。

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ある人が、近代化とは政治と宗教の分離だと云っていた。

近代日本国は表立っては政教分離されていると一般論。

しかし、日本に於いて誰がそんな事を信じようか。

特定の宗教団体の教祖様が’右向け右’とのたまったならその殆どが右ならい、

その中世的な行動様式が如実に現われるのは、ローカルから国政選挙まで多岐に渡る。

この政教合体した政党は自民党に擦り寄り、選挙の時には見事な指揮命令がなされる。

ご褒美として大臣ポストが与えられ、閣僚写真撮影には最前列で得意顔でパチリ。

しかもそれ以上に恐ろしい事は、
日本の汚点とも云うべきこの現象を、大方の政治家を含め、ジャーナリズムも、批判しようとしないばかりか、当然の如く報道するのみ。

落選が、そして不買運動が怖いだけの理由とは到底考えられない。

それに対し、ビルマのお坊さんは尊敬されていると聞く。

宗教家に対する評価がこんなに異なる事実を日本人はもっと自覚せねば。

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2007年9月24日 (月)

中村 哲医師の見解

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徹底した、現場主義者の様にお見受けされる。

山登り、虫取りが高じてパキスタンやアフガニスタンで長年、臨床医のお仕事をされている。

医師として、
衛生、栄養問題の改善がなされる最良の方法という事で、井戸を掘り、川を作り始めたならいつの間にか井戸掘りがメインになったとの事。

詰り、土建屋さんの方が地域の人々に貢献するらしい。

素晴らしいお仕事だ。

氏は、現地に派遣された「国連の国境無き医師団」を
潤沢な資金の元で、毎晩パーティを開き、高級ホテル住まい、そして現地の人達と隔たった彼らの活動を批判している。

又、氏は以下の様にも申されている。

’戦争協力が国際貢献とは言語道断である’。

’国際化の致命的な欠陥は下から上を見る視点の欠落である’。

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現地人と同化した視点での発言が時として誤解を生んでいるやに思われる。

でも、
我々平和ボケの日本人は、異なった切り口の彼の貴重なペシャワール臭をプンプンさせた意見も真摯に聞かなくてはならないだろう。

ね、自民党の議員さんたち。

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2007年9月19日 (水)

私論-O.J.シンプソン

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O.J.シンプソン、懐かしくもあり、アメリカ的響きを強く感じさせる。

近頃、又、賑やかな事。

1994年6月13日、LA市内で白人の元美人妻と交際相手を惨殺、犯人の名前より所謂、元アメフトのスーパースター、黒人である、O.J.シンプソン殺人事件の始まり。

翌95年、なうての弁護士をそろえ、又、殆どの陪審員が黒人という中で行われた刑事裁判では、陪審員全員一致でなんと馬鹿げた事に無罪の評決。

大げさに言えば、世界中が呆れかえった事を思い出す。

愚生、カナダ、バンクーバー島のスタンプ川でスチールヘッド釣りを終え、翌日、早朝の便で日本に帰る予定の、96年12月、とあるバンクーバー市内の永住権をお持ちの日本人宅に招待された。

御一緒されたエアーカナダ航空のスチュワーデス嬢も含め、一同、ワイワイガヤガヤと楽しくやっていた所、このO.J.シンプソン殺人事件の話題が持ち上がる。

すると日本語が少し可笑しくなった、どちらかと言うと英語の方が得意なホストファミリーはカナダでも連日、大きく報道されていたよ、とおっしゃられ、

「無罪は当然ですよね」、

と自信たっぷりに切り出された。

招待された我々は遠慮もあるが、あまりの違いに、互い顔を見合わせ、次の言葉が出てこない。

気まずい、時間が流れた事を思い出す。

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移民として、minorityとしての虚しさを痛感させられたと言ったなら失礼かな。

帰国後、民事裁判では、
逆に多額の賠償金が付加された有罪判決を受けた報道を耳にする。

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2007年9月17日 (月)

世襲制-日本の恥

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今更ながら、世襲議員の一人である安倍晋三を見てみると、適正欠如、無能力、無先見性という事が再認識される。

この安倍晋三の辞任劇から透けて見えるは簡単な事だ。
形式上、選挙で選ばれた事にはなっているが、
実際は世襲で政治家という職業を後継ぎが出来る、又は跡継ぎをさせられてしまうこの世界に競争原理が働いているなどと誰が信じるであろうか。

自民党、民主党衆議院議員の約半数近くが世襲議員とも云われ、世襲議員の一覧表を眺めてみると、これじゃとてもじゃないが、一流企業のサラリーマンにもなれない、ひ弱で、姑息な集団にしか見えない。
たとえ、コネで入社しても、その会社を駄目にしてしまうか、昇進するだけの資質を決して有しているとは到底思えない。

日本では経済界、科学界等と違い、何故、政治家に優秀な人材は集まらないのであろうか。

プロ野球に例えるなら、長島一茂とか野村カツノリのレベルでチームを作った様なものだろう。

最先端を走るIT業界に世襲はないだろうし、実力がものを云うのヤクザの世界にも世襲はないだろう、若しあったなら.....笑い話では済まされまい。

詰まる所、成果、結果主義を重要視するなら政治の世界ほどいい加減な世界はないのであろうか。

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国家的な大問題にも関わらず、
其の議論をすべき議員の半数近くが世襲議員というみっともない現象。

例えて云うなら、犯罪者に自らの量刑を決めさせる様なものだろう。

しかし、この日本の’恥部’に対しても解決策はある。

かのイギリスに於いて、
政治家の世襲制問題は、はるか150年ほど前に解決されたと聞く。

この国に損害を与える様な政治家の偽物は
断じて許す事は出来ない、大鉈を振っても早急に排除しなくてはならない絶好の機会のはずだが.....。

とりあえず、
ここで理由を述べるまでも無く、安倍晋三は潔く議員辞職すべきである。

そして、2度と政界に戻る事は絶対に許されない。

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2007年9月13日 (木)

カムイワッカの滝の側でアキアジ釣り

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9月12日、アキアジ釣り、一人で挑戦、
ウトロ港より出港、まだ暗く、竿先もはっきり見えない中で、世界遺産に指定された知床半島、硫黄山を背景にカムイワッカ滝の略まん前のポイント、水深は約60m位だったかな。

全員、左舷側のみで釣り座を構え、錘は300号と船長から厳達。

愚生にとっては初めて見る、超特大のサイズ、こんなんで面白いのだろうかと漠然とした疑問。

不思議に思いつつ、餌となるサンマの切り身を付けて投入すると、これが又、簡単に流される始末。

しかも30度位の角度で。

これでは日高の渓流よりも流れが速いではないか、全く、興味半減してしまう。

ウトロへは何回も釣行して入るがこんなに潮が早く流れる事は初めてであった。

あの、キングサーモン釣りで名を馳せ、リバーの銘を有するcampbell riverでさえ、こんなに早くはなかったのに。

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所が、
隣に陣取った、遥々と京都から来られた自称’関西のトリタテヤ氏’曰く、

「こんなのは序の口」、とのたまうではないか。

続けて、

「よく行く、四国の室戸岬で、ブリ釣りする時は500号の錘にでっかいコマセカゴを付けて投入すると、瞬く間にはるか遠くに流されてしまう事は度々あるよ、よってこんな事は気にならないよ」、

と、ゴツイ事おっしゃられる。

案の定、釣れない時間帯の長い事たらありゃしない。

その間、
強烈な関西弁丸出しの’関西のトリタテヤ氏’とお仕事、釣り談義等に花が咲く。

お仕事として、
ヤクザ屋さんに立ち向かう時の様子、間違って関西では名の知れた、アイズ・コテツファミリーの小部屋に入ってしまった時の様子等を、面白可笑しく聞かせてくれる。

又、結構な釣りキチでもある氏は、
お一人で北米、アラスカ州、アンカレッジ経由で、kodiak islandに夏季に釣行され、キング、halibut釣りを楽しみ、過去には100kgのオヒョウの身を日本にお土産として持ち帰ったとの事であった。

愚生が、
「サーモンに付いては無申告で日本への持込は問題にならないけれど、記憶違いでなければ、確か、オヒョウは申告、検疫対象魚だよ」と説明すると驚かれていた。

一寸からかって、
「50歳過ぎて、オッチャンになってしまったなら如何すんのと」、

愚問を投げかけたら、

少しだけ、ほんの少しだけ、表情が変わった様に拝見された。

自由なたっぷりの時間、釣り、大自然が似合ってる男、40歳前、single、no mobile, no personal computer,と個性派の釣り氏であった。

人生を大いに楽しめ、’関西のトリタテヤ氏’。

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と、一期一会を楽しみつつ、
絶景の中で、肝心の釣果は10匹?として、クール便で各地に宅配、愚宅に帰ってきたのはたったの一匹のみであった。

やっぱり、遠すぎる、

疲れたー。

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2007年9月 8日 (土)

キャッチアンドリリース-アメリカの場合

Chris_zimmerman21 Czimmerman1

アラスカ科学センター生物科学研究室、漁業研究プロジェクトチーム、魚類生物学研究者であるMr,Chris Zimmermanに、発表された学術論文の一つである、<ニジマスの釣り針損傷及び生理学的反応>の引用許可をお願いした所、快諾して下さいました。

Yosaku-

Please feel free to use any of the information and images from our webpage.  Please identify the source and provide a link to our webpage.  Thank you for your interest in our work and for helping to distribute the information to a larger audience.

Is that a white spotted charr on your webpage?

Chris

タイトルは、次の通りで、以下に愚生の和訳を記載します。

evaluating the effects of catch-and-release fishing on the hooking injury and immediate
physiological response of alagnak river rainbow trout captured by catch-and-release angling

アラスカのAlagnak Riverに於けるキャッチ&リリースにより捕獲されたニジマスの釣り針による損傷及び直接的な生理学的反応について

   はじめに

釣り挙げられ、再び放流される、所謂、キャッチ&リリース(以下c&reと記す)によるニジマスに於ける、急性のストレス及び釣り針による損傷がどの様に魚体に影響を及ぼすかまだよく分からない。

死亡するか死亡しないまでも繁殖行動の変化、耐病性、発育遅延又は食欲減少等の異なったタイプのストレスとしてあらわれる事もある。

又、釣り針による損傷は日和見細菌感染症、若しくはカビ感染症に侵される事もあり、眼の損傷は捕食行動に影響を与えるであろう。

1997-1998年、アラスカのAlagnak Riverで約2100匹のニジマスを針又は網で捕獲し調査した結果、1000匹に釣り針による傷痕がみられ、その内30%以上に2箇所の釣り針痕が認められた。

したがって、魚体の変形、釣り針痕等はアラスカを訪れるアングラーに決して好ましく思われていない。

   目的

本研究の目的は釣り針による損傷の影響を調査する事。
又、釣り挙げに要する時間、釣り針を取り外すのに要する時間と生理学的ストレス反応の関連性に付いて調べた。
生理学的ストレスレベル検査の為、血漿中コルチゾール値、血糖値、乳酸値及び電解質値を測定した。
尚、アングラーの経験レベル、水温も調査した。

   方法

生理学-
2000-02年の夏、254mm以上の大きさのニジマスをclive oil溶液を用いた麻酔下で尾の静脈より採決した。
その後、新鮮な水を入れたタブに入れて蘇生させ、平衡感覚が戻り、正常な泳ぎが可能になった後、放流した。
ボートの上に屋外キャンプを作り、それを実験室とし、血液サンプルは遠心分離後、血漿を液体窒素タンクにて保存、USGS Conte Anadromous Fish Research Center にて分析した。
各々、
釣り針に掛かってから取り込むまでの所要時間、
釣り針はずしに要した時間、
麻酔に要した時間、
採血に要した時間、
覚醒に要した時間、
放流に要した時間を記録した。

放流する際、視覚、行動が元に戻るまで足にまとわり付くがその時間も記録した。

釣り針による損傷-
調査はアラスカ州Alagnak river及び,Nonvianuk湖とKukaklek湖の出口で一日2回捕獲した。

釣り方法はフライフィッシング及びスピンフィッシングの二通り、
釣り針はJ型、circle型の二種を使用、
釣り針はカエシのあるもの及び、カエシのない二種を使用、

捕獲された総てのニジマスは重量、尾叉長(口の先端から尾ひれ中央のくぼみまでの長さ)の計測、過去の釣り針傷の有無を調べた。

協力したアングラーは自分の研究所のスタッフを含め、各所からのボランティアらにも参加してもらい、初心者群(過去10日以下の釣行暦)と経験者群(年10回以上釣行する)に分けた。

捕獲した魚は、死亡率及び生理学的反応時間を調べる為、空気に晒すことなく余計なストレス、損傷を避けた状態下におかれた。

   結果

生理学-

血漿コルチゾール値及び乳酸値は針掛かりして取り込むまで2分以上要した群と2分以内で取り込んだ群に分け、比較検討した。

血漿コルチゾール値及び乳酸値は針掛かりしてから取り込むまで要した時間に相関があり、長引くほど、両者の値は増加し、水温が上昇した時により明瞭に認められた。

血糖値及び血漿Na,K,Cl値は釣り方法、水温、取り込むまで要した時間と相関はなかった。

水温は季節により色々変化するが血漿コルチゾール値及び乳酸値はより高水温の時に上昇する傾向がみられた。

釣り針による損傷-

上、下顎部に71%の割合で、眼若しくは眼と顎に10%の割合で認められた。
666匹中、386匹(58%)に少なくとも1ヶ所の釣り針による損傷がみられた。

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                  上顎部の釣り針の損傷痕-上記サイトより引用

J型釣り針のフライフィッシングで57%、スピンフィッシングで62%、同様にcircle型釣り針を使用した場合、フライフィッシングで46%と統計的有意差はなかった。

しかし、舌、エラ、眼、食道など内部器官に限ってみるとcircle型釣り針を使用した場合より J型釣り針を使用した方が釣り針による損傷の発生頻度は高く、それに伴う出血頻度も外部器官より高かった。

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                   反対側の上顎部の釣り針痕-上記サイトより引用

J型釣り針に起因する損傷(355匹)の内、釣り針のカエシのない群は50%であるのに対し、釣り針のカエシのある群は67%であった。

カエシのあるJ型釣り針はカエシのないJ型釣り針より取り込みの際外れる可能性はより少ないが針を外すのに時間を要した。

経験の浅いアングラーの損傷頻度は70%なのに対し、経験の長いアングラーは56%であり、掛かった魚の取り込みに要する時間は逆に経験の浅いアングラーの方が短かった。

釣り針による損傷は魚の大きさ、カエシの有無によって少し変化があり、中等度から重度の出血を伴う損傷はカエシのない釣り針で10%であったのに対し、カエシのある釣り針で15%であった。

釣り挙げ後、まもなく死んだ魚が1.2%程あったが釣り針の刺入部位、及びエラから中、重度の出血が原因であった。

   管理の為のアドバイス

カエシのあるJ型釣り針は損傷をより増加させ、魚から取り除くにも時間を要するが、魚の取り込みにはカエシのないJ型釣り針よりも効果的であった。

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   上顎部の欠損、顎の先端部の2ヶ所の釣り針痕-上記サイトより引用

カエシのあるJ型釣り針を制限すると釣り針による損傷頻度を減少させ、それに伴う出血も減少させ、釣り針はずしに掛かる時間も少なくて済んだ。

だが、circle型釣り針を使用した場合は取り込みに際し、J型釣り針のようにはいかず、途中で逃げらる事も多かったが釣り針による損傷頻度に両者間に変化はなかった。
しかし、内部器官損傷率は極端に少なかった。

ニジマスの釣り針による死亡、損傷はたくさん研究されているが感受性の高い内部器官の損傷が第一である。
この様に、circle型釣り針を使用した場合、内部器官の損傷による死亡率減少につながるが取り込みが十分ではない。
従ってアングラーが使用する事は好ましくないかもしれない。

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             c&reが始まる前からの眼の欠損-上記サイトより引用

従って、次の項目が重要だろう。

適切な釣り針の選択、
釣り針はずしのテクニック、
手早い取り込みの重要性、

これらを啓蒙する事により、損傷頻度を減少させ、そして取り込み時間をより短縮できるだろう。

水温の上昇している時は特に、釣り針に掛かってから外すまでの時間を短縮する事は結局、生理学的ストレスを最小限にし、回復時間の短縮にもなる。

                                           以上

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