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2007年10月 5日 (金)

釣り師の痛み

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10月3日、富浜よりカレイ釣りで出港,5時20分頃、水深35mの所で釣りを開始するがなるほど、噂に違わず潮は速い。

’川’と言うよりは’大河’の感さえある。

120号の錘さえも45度以上の角度で流される始末。
所が、愚生の竿先をグンニャリ曲げ、ドラグを逆回転させつつ、たて続けにババカレイが3匹釣れる。
これに、他の釣り師には型の良いソイも釣れ結構面白いが肝心のマガレイは全く釣れない。

その後、何度か船を移動しつつポイントを探ってみるがしだいに魚信が途絶えてしまう。
今日はこれまでかと思いつつ、午前8時過ぎ、水深55mの所に行くと次第に潮の流れが遅くなり、やがて錘80号で略、垂直に入るようになる.

すると正直なもので、いきなりマガレイが喰い付く。
次第に食いが良くなりその中には35cmを超える大型サイズも結構混じりだす。
前回と異なり、カレイの型がとてもよく、又、懸念されたフグもあまりおらず最大42cmを含めた良型のマガレイが面白いように愚生を楽しませてくれる。

快晴、微風、多少のうねりはあるが秋空の下、大漁釣りを充分堪能させてもらい、ほどほどで釣りを止めにする。

所が、急に前方が騒々しくなる。
興味津々、みてみると大変な事が起きている。
一人の釣り師が左手の薬指、第三指中央にブスリと釣り針を刺入してしまっている。

これはまずい、直ちに帰港かなと思っていた所、
なんと、経験豊富で老練なこの船長、

「こんなもの簡単だ」、の一言。

船室より、いきなり錆付いた、薄汚い、勿論、未消毒の鉗子ならぬペンチを持ち出し、17号以上はありそうな釣り針をいっきに、疼痛もあまり伴わず、いとも簡単に抜去してしまったではないか。

外科医も驚くこの高等なるテクニックを見せ付けられる。

この針刺し事故は
釣り師であれば、口に出さずとも結構経験者は多いはず。

思い起こせば、愚生も過去、自宅で釣行前夜、ビール片手に仕掛けを作っていた時、手のひらに’グッサリ’と針刺しを経験している。

今回のケースより釣り針も小さかったのだが、その時はどんなに頑張っても自分では抜けず、カミさんにも力一杯やらせてもみたが駄目であった。

運のない時はこんなものなのだろうか。

仕方なく、夜中に情けない格好で近所の救急病院まで行くと、これまた頼りなさそうな外科の若い、会話からもインターンとおぼしき医師がお二人現われる。

しかもよく聞くと専門は内科みたいで外科は殆ど経験ないらしい。

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真摯に処置して下さった先生方達には感謝しつつも、
誠に失礼な言い方だが、お二人併せても半人前の様な先生達は、自信なかげに刺入部を広範囲に消毒、局所に麻酔薬の注射後、表情、会話から察するに可也の緊張もされていたのであろう。

両先生ともサージカルグラブ未着用、手、指も無消毒のまま、素手でメスを持ち、刺入した針の先端部からカエシ部まで大げさに、大きく切開してしまう。

酔っ払った患者さんは、

’それって滅茶苦茶じゃない’?とも言えないし、暫し我慢。

かなり苦労したみたいだが何とか抜去、縫合して終了。

そして、
診察代金、大凡6万円を支払い、包帯でグルグル巻きにされ深夜に帰宅。

大袈裟にベタベタとガッチリ巻かれたその被覆包帯は、翌朝の起床時には外れてしっており、縫合糸も3日後、自動的にこれも外れてしまう。

今にして思えば、
釣り針を頭の部分だけ切り取ってしまい、貫通させれば数分で済むのに。

お酒が回り過ぎ、態度が横柄だったからかな?

其れに加え、人相も決して良くないのでヤクザ屋さんと勘違いされたのかな?

それに比べても、たいしたもんだよ、

あの船長は。

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コメント

若い船頭も活気が有って良いですが、釣り場を熟知した老船頭も良いです。
久し振りに涌元の花田船頭とヒラメ釣りに出ましたが釣らせてくれました。
連絡取れなかったのですが、どうも男の更年期だったようです。
それにしてもマガレイ・ババガレイ共によろしいですね。
潮の流れも速そうですが、ソイは狙わなかったのですか。

投稿: 清水小政 | 2007年10月 5日 (金) 14時24分

こんばんは、komasaさん

前回同様、あの細い竿にアドバの下針のみで、ソイの45cm前後の大物と同時にマガレイの38cm二枚がご一緒され、釣り挙げるまでギャラリーがタコだの、石だの、長靴だのと色々な前診断がなされましたが皆さん、誤診でした。

ムチャクチャ、面白いです。
又、来て下さい。

投稿: 与作 | 2007年10月 5日 (金) 19時41分

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