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2007年11月29日 (木)

ゴロヴニンの一文

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ゴロヴニン著、「日本幽囚記」下巻、37ページによく引用される一文がある。
”もしこの人口多く、聡明犀利で、模倣力があり、忍耐強く、仕事好きで、何でも出来る國民の上に、わが國のピョードル大帝ほどの王者が君臨したならば、日本の胎内に隠されてゐる餘力と富源をもって、その王者は多年を要せずして、日本を全東洋に君臨する國家たらしめるであらう。
その暁には遠く離れた國々の保護を受くべきアジア東岸および、アメリカ西岸の各地はどうなるであらう?またかりに、日本側でヨーロッパ文明を取り入れ、われわれの政策に追随しようと思ひ立つたら、支那人もまたそれと同じ政策を行はざるを得なくなるであらう。
さうなればこの二大強國はヨーロッパ問題を全然一変させることが出来るであらう。”

云々と......以上原文のまま。

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ゴロヴニンのような人物が国家の中枢、今風に言えば日本の防衛省に一人でもいればその国家はある意味で安泰なのかも知れない。

今から200年位前にゴロヴニンは松前での幽囚2年間、しかも日本中を歩き回ったわけでもなく極々、限られた人々との会話の中から日本の将来を言い当てていた。

正しく、現在の日本を見抜いていた先見性たるや見事。

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