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2007年11月27日 (火)

江戸時代の算数

Imgp2603

岩波文庫、ゴロヴニン著、井上 満訳、「日本幽囚記」の中に、
1811年(文化8年)、国後島で日本側に囚われの身となった著者が、幽囚中の出来事、当時の日本人論をはじめ文化、宗教、日常生活全般にわたる大変興味のある事を書き残している。

ゴロヴニンはその中で、
日本人の算術能力を知りたかったので航海術に属するサイン正弦真数表、タンジェント正切真数表、対数表等を見せた所、日本人は自分が知っている事を示す為、円形を描いて正弦はこれ、正切はこれと説明した。

又、「日本人も我々と同様に直角三角形の両辺の和は斜辺の平方に等しいと思っていますか」と尋ねた所、日本人は「その通りです」と答え、両脚器(コンパス)で紙に円形を描き三つの正方形を切り抜き、その内、両辺の長さから取った二つの正方形を折ったり、切ったりして全面積をピッタリあわせ文句のつけ様のない方法で証明してしまった。

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又、日本人は月食、日食は極めて正確に計算するらしいと書かれているが、古代バビロニアのカルデア人が用いてたとされる、あの面倒なサロス周期の計算もしていたという事なのだろうか?

三角関数のサイン、コサイン、タンジェントを理解している事も含めて、今の愚生の算術よりもはるかに優れている事がわかりました。

うーん、恐れ入りました。

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