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2007年12月25日 (火)

1999年のクリスマス

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1999年12月、とにかく滅茶苦茶寒い年だった。
日中でもマイナス10度以下、ハドソン川を吹き渡る風は痛いと感ずる程身にしみ、お洒落な女性は当時、殆んどが黒のロングコートを身にまとっていた記憶がある。

ニューヨークはマンハッタンのハーレムに近い所に宿を取る。

ご近所は黒人、ヒスパニックが多く、日中治安はあまり気にせず骨董店めぐり等して過ごし夕刻、40丁目辺りの教会で地元の人達が集うクリスマスイヴに平服で出席する。

人通りの多い繁華街に面した古いビルの前に着くと黒人の守衛兼案内人がおり、映画で見る様な蛇腹のドアのオンボロエレベーターで教会のある階に案内される。

ニューヨークは超モダニズムと思いきや、とんでもなく古い物も混在する面白い所。

挨拶後、既にクリスマスツリーの飾り付けが始まっており、我々も直ぐに慣れない手つきながらお手伝いをさせて頂く。

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やがてゲストが約20名ほど集まり、ミサを主催する女性の指示に従い、お祈り、賛美歌、ディナー、ダンス等色々な儀式を経験する。

皆さん、敬虔なクリスチャンでお祈りする仕草を横目で見てみた。

この時、俯いてお祈りする仕草をしながら目を開けているのは我々夫婦のみ、従って怒られる心配無用?

皆様、慈悲深いお顔をされていた。

そのお心は純粋に神に対する敬いなのだろう。

我々の様な、

「神構うな、仏ほっとけ」の無頼漢に対し、

ふとどき者が紛れ込んでいると神様も内心は怒ったに違いない。

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さすがマンハッタンのど真ん中だけあって、人種はさまざまである。
アングロサクソン、ブラック、中国系で我々の左横に座った40代前後のアングロサクソンは未婚ながらヴェトナム人の子供を養子としていると言っていた。

右横に座った70代のアラブ系アングロサクソンはワシントンポスト紙のエジプト特派員とか云っていた。

前者は金髪の美男子で早稲田の留学経験があり、後者は渋い映画スターの様な面持ちで、両者共々スマートなニューヨーカーだった。

その昔、
北海道の田舎の中学時代、大嫌いな教会の英語塾に通わされていた頃、神聖なる?クリスマスイヴの賛美歌合唱の際に隣の悪友と取っ組み合いの大喧嘩を仕出かし’聖なる夜’を台無しにしてしまい、大目玉を食らった事を思い出す。

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コメント

今年も除夜の鐘を聞きながら、神社に初詣に行く予定でした。
日本人は神も仏もキリストもすべて受け入れてしまったのですね。
他の国では考えられないようですね。

投稿: 清水小政 | 2007年12月25日 (火) 21時21分

こんばんは
komasaさん

絶対的な存在にして、創造の神様にお祈りしているニューヨーカーの横顔は真摯にして澄んだ眼差しを有する美しいものでした。

紛れ込んだ不真面目な仏教徒らは凄いカルチャーショックを賜りました。

それは
ニューヨーカーにとって神様は確かにいると。

投稿: 与作 | 2007年12月26日 (水) 20時00分

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