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2007年12月 2日 (日)

ジャーナリストの堕落

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最近、特にウンザリするほどの誇大報道に嫌悪感をいだく。
この国では、特定宗教教団批判、大企業のトヨタ批判など口が裂けても報道されないが、日本人特有の同一思考、同一行動を煽り立てる過激とも思える報道は相変わらず得意のようだ。

今に始まった事ではないが、
たしか昭和49年頃だったと思うが立花 隆が地道な調査、取材から有名な「田中角栄研究-金脈と人脈」を文藝春秋に掲載、結局、田中角栄はたった一編の論文で辞任に追い込まれるがその中で、張り付いていた番記者らは異口同音に

「そんな事、皆知っている事だ」と述べたと記されている。

愚生には、立花 隆の論文以上にその番記者らの世の中に対する洞察力、そしてジャーナリストとしての’志’、倫理すらも全否定してしまったワンフレーズがいまだに強烈な印象として残っている。

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又、11月30日、
モンゴルより朝青龍が帰国する際、機内の様子を取材しようと大挙してマスコミ各社がビジネス席を予約してしまった所、全て席が埋まり、肝心かなめの朝青龍が席を確保できず、従って朝青龍は報道人と別な便で帰国したそうだが大馬鹿もここまでくると。

例えば、テレビ出演の多いジャーナリストの鳥越俊太郎に至っては「マスコミ論として社会の不正追及、権力の監視、知る権利の行使」云々とお題目の様に立派な御託を並べているが保険金不払い等でとんでもない問題になっている外資系保険会社のテレビCMに平気で出演しているではないか。

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如何程の事情があったにせよ、その外資系保険会社と自分自身の利益の為に出演するという事の意味、マスコミの中立性の意味、鳥越俊太郎のモラル、人間性の問題を提起する前に、そんな組織で育った後輩のジャーナリスト達こそ哀れである。

世界広しと言えどジャーナリストがコマーシャルに出演するなんて馬鹿げた事を容認しているジャーナリズム界に自浄作用、品格なんて望みえない/knowledge without character。

カナダよりアメリカに帰化し、ABC newsのアンカーマンを長期に務め上げられ、世界中の人々から惜しまれながら亡くなられた故、ピーター・ジェニングス氏/Peter Jenningsの言葉が懐かしい。

こんなメディアにしてこの弛んだ政治あり、そして無批判な国民ありと云うことかな。

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