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2008年1月29日 (火)

死を覚悟した瞬間-はじめに

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長い人生、1度や2度の生命の危機は人それぞれあるのだろう。
愚生もご多分に漏れず、過去の釣行記の中に正しく危機的状況に陥った事は何度かある。
その一つの経験を以下、8編の駄文に残す。

ある年の初冬、友人と二人で日高山脈連峰のとある山奥で、雪で覆われ原生林に囲まれた深い渓谷の間を流れる透明度の高い、豊かな水量を誇る川で渓流釣りを楽しんだ時の出来事である。

到着後、車を降り、渓谷に向かっている山道を行くと川原にはうっすらと数日前に降った雪があり入渓者の足跡は全くなく所々に鹿、狐、熊の足跡が散見される程度である。

友人は上流部へ、愚生は逆の下流部へ各々単独釣行する事とし、待ち合わせ時間を夕刻前の2時30分に設定する。 

入渓するとウェイダーを通し伝わってくる水温は可也低く痛いくらい、川幅は広い所で6-8m狭い所で4-5m、水深は深い所では4-5m位あったろうか。

因みにヨーロッパ、北米などで入渓すると気付く事だが木質が変成しきれずに木の成分が溶け出し茶色く混濁した水質が多いのに、この川の透明度は3m位の川底の石も透けて見え大小様々の日高石の他、石灰岩もあり、きっとカルシュウム含量も高いすばらしい水質なのだろう。

関連があるのか、ここの渓流魚、特にニジマスの青白く銀色に輝く魚体は喩え様もなく美しく愚生、密かに日本一どころか世界一の渓流とほれ込んでいる川である。

渓谷幅は広い所で20-50m、ほとんどが80-100mの断崖、垂直に切り立った岩山、絶壁で囲まれており、常緑樹のシンパク、五葉松が岩肌に張り付く様に自生している。

又、この辺りの常緑樹はトド松、五葉松、赤エゾ松でどこを眺めてみても雪をかぶり、絵になる溪相の連続である。

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今回、同行した友人はここへ数年前にお仕事で入渓された事があり、その方の釣り自慢は、「餌がなかったので食用のソーセージをちぎり餌にして針に付け釣り竿を入れた所、着水とほぼ同時に何処からともなくデカイ魚が飛びつき、川原を60m位、魚に引っ張られ、走らされたが最後に、一か八か釣り竿をあおった所、竿が手元でグンニャリと折れ、それでもなお我慢して竿を持って我慢していた所、プッツンで終わった」との事。
兎に角、すごい川である。

イントロが少し長くなったが、そこで日本で一番贅沢な釣りを楽しみ、そして日本で一番恐ろしい経験をするとは夢にも想わず、である。

                                  -続く

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コメント

釣り場としての景色も最高で、釣れる魚の状態も最高なのに何が起こるのでしようか。
そんな事を考えると今夜は眠れません。(爆)
続編を楽しみにしております。

投稿: 清水小政 | 2008年1月30日 (水) 20時52分

こんばんは、komasaさん
何日か続編があります。
寝不足にご注意願います。

生きてて良かったです(笑)

投稿: | 2008年1月30日 (水) 22時24分

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