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2008年2月 8日 (金)

プラダもここまでやる

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今では、世界中何処に行ってもいるいる中国系、韓国系しかし、それを利用する側の事情もあっての事だろう。
文芸春秋2月号に、塩野七生さんがイタリア国営放送テレビで取り上げた、日本でもお馴染みのブランド品に付いて興味ある事を書かれていた。

要約すると、まず、イタリア製と認める条件として30%を国内で生産する事とある。

有名ブランドの幾つかは各グッツのパーツを中国に送り現地で低賃金の労働者に70%仕上げさせ、その後、イタリアに逆輸入され、残りの30%をイタリアに住む不法入国者の中国人が作っていると暴き出し、それら有名ブランドのプラダ、ドルチェ&ガッパーナの代表にインタヴューを申し入れても返事が返ってこなかったとしている。

今更、驚くに足らないが、その30%という数字、何を根拠に出したのか理解に苦しむ。

例えば、南部チュニジアで生産されたオリーブ油は評判が悪く売れ行きが良くないのでイタリアに運び精製、メイド・イン・イタリアのラベルを張り、出荷すると何故かすこぶる売れ行きが良いらしい。

なるほど、食べ物、ファッションに眼のないイタリア人らしい狡猾と言ったなら失礼だがマフィアと同居するお国柄ではやむを得ないのかもしれない。

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女史は最後に、勿論、中国人が製作しているから駄目と言っているのではないと一応、付け加えてはいるが、要するに、趣向の問題だから、中国で作ろうと不法入国者が作っていようと二義的な問題でしかない。
ただし、事情を知って買うのとそうでないのでは違いは矢張りあるのではないかと思う、と右寄り、硬派を売りにしている本書にしてはやや控えめな書き方だ。

イタリア人の職人技にほれ込み、買求めているユーザーを全く無視どころか騙し、平気で販売を続けるのならば、プラダ、ドルチェ&ガッパーナ等の製品は正直にメイド・イン・チャイナと表示して販売単価も従来の半値以下にすべきだと思うが如何かな、社長さん。

こんな阿漕な商売がイタリアにもある。

利用する者、される者、だます者、そしてだまされる事すらわからない者、まるで何処かの国の政治システムの如く、そして何処かの国の新興宗教のシステムの如く、古今東西、この図式は普遍ということだろう。

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