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2008年9月29日 (月)

新世代の熊

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9月28日、4時間ほど与作と渓流に行き、釣り、写真撮影を楽しむ。

遠くに見えるイドンナップ岳山頂は既に冠雪、山道はもう初秋のたたずまい。

外気温は10度、手が凍える、寒い!!

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本流の流れ込みで痩せた40cm足らずのアメマスが喰い付くが直ぐ逃がしてあげる。

腹はペチャンコ、こいつ食欲減退か??

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帰り際に、与作がtwinの小熊を連れた通過して間もないメス熊の足跡を見つけた。山裾の藪に消えているその足跡の臭いを嗅ぎ、探しまわるが発見できずに帰ってくる。

母熊の右前足跡の横径が約17cm、縦径が約22cm、右後足跡の横径は約16cmで踵跡はない所から忍び足か(笑)。常歩で母熊の左側を歩く小熊はもう一頭の母熊の前または後を歩く小熊の足跡より少し大きめなので子供達はオスとメスかな?

両小熊の足跡は共にもみじの葉に似ているが犬族は熊の足跡に自らの鼻先を摺り寄せ、足踵部にある汗腺、脂腺より分泌された特有の臭いを嗅ぎわけ他の動物と瞬時に区別する能力をもっている。

その後、沢伝いの帰り道で先程の熊が入った小高い山の反対側で視界の開ける所に出ると、一瞬ではあったが黒い影が眼に入る。横を一緒に歩いていた与作もほぼ同時に気付き、ドスの効いた呻り声を発し、勢いよくその方角に走り出す。

小熊を連れていては、おのずから行動も制限されるのだろう、やがて頂上付近で睨み合いになったのであろうか、こちらからは全く見えないが、約150メートル先で気合の入った与作の大きな呻り声が場所を移さず、藪のガサガサする音と一緒に聞こえくる。

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もし、相手が鹿ならこの時期の体毛はネズミ色、しかも逃げ足が速いので与作の呻り声は次第に遠のくのが普通だが今回は殆ど移動しない。

きっと、先ほどの熊だろう!!

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万が一、熊の親子がこちらに向かって走って来たら、かなわないので(笑)身を低くして岩陰に隠れ、決定的一瞬を撮ってやろう(笑)なんてカメラを構えていたが約10分間程大騒ぎの後、与作が勝ち誇った様に帰ってきた。

勿論、怪我はなく口の周囲にも熊の毛髪、血液の付着もなかった。

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与作は離乳時より熊肉、鹿肉を与えていたのでご馳走とでも思ったのだろうが実際には決して喰い付かないように厳命してある。(笑)

熊にとって数十メートル先にいる、いちばん怖い筈の人間の存在を探知できないわけがない、これは熊自身の防衛本能が希薄化してきている証でもある。

まもなく、狩猟が解禁される。
昔の猟師は命中精度が悪く、連射の出来ない村田式?とかいわれる単発銃を用い一人で熊と対峙したそうだが、現在は大人数で精度の高いライフル銃を使用している。

最近の人を見ても逃げない’新世代の熊’は簡単に射殺されてしまう事だろう。

この熊ファミリーにとって与作との出会いはどれほどの人生勉強になった事か!!

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