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2008年10月31日 (金)

一休さんとMDMA

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今日、直接、麻薬取締り官のお話を聞く機会があった。
昨今、MDMA(合成麻薬、通称エクスタシー)、若しくはある種の麻薬と併用する事例が急増しているらしい。

その効果はupperとdownerがあるとの事。

upperの特徴はクラブなどで高音で流れる音楽が、形として自分に迫ってくると云う様な表現がなされ、逆にdownerの特徴はうつむき、一点を深く集中するらしい。

脳内のドーパミン、セロトニン神経系が一時的に混乱をきたし、色んな副作用が出現するのだろう。

MDMAは一時的にしろ、己を騙すということか。

釣りも瞬時に脳内をドーパミンで満たし、己を騙すということか。

お酒を飲む事も、己を騙すということか。

ならば三者に共通するのは快楽、多大なる習慣性、そして自己破滅の危険性であろう(笑)、違いは法規制の有無だけという屁理屈も成り立つが.....(大笑)!!

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ひろさちや著、「日本仏教の創造者たち」にも記載されている、
一休宗純禅師は己を騙す快楽をあえて’非常識の禅’のなかで、

「世の中は 食うて糞して寝て 起きて さてその後は何たらよ」、
ワッハッハッと見事な句で’無常’を説いている。

師がもしも存命だったならばMDMAを使ったかもしれないと思うほど、不思議で、魅力的な思想家でもある。

みこころをいまだに理解しえない愚生、禅は大嫌いでも、膳は大好きで、庶民のヒーローであった一休さんの大ファンであり、大いなる矛盾のかたまりでもある。

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2008年10月27日 (月)

不適格者

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この男、湯にでも浸かりながら、そろそろ退職後の人生を、鼻歌混じりに能天気に考えているのか、それとも、何れ出版するであろう自画自賛しまくった自叙伝の印税でもにやけながら計算しているのやら。

NY9.11テロ以降、屁理屈をこね回してイラクに戦争を仕掛け、そのぼろを覆い隠す為、低金利政策を取り続けた挙句に、サブプラ問題を勃発させ世界が震えあがっても、あとは知らん、さよならーとまったく気楽なもんである。

後世にも長く政治学、経済学に於いて無能、或いは悪玉としてだけではなく、ヒットラー、金 正日よりもなお醜悪な政治家として語り継がれる事だけは間違いない。

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就任以前よりこの男の適正を問題視するマスコミ報道があった。

アングロサクソンなら子供でも理解している、イスラムに対し決して使用してはならない’十字軍’なる単語を平気で使ってしまい、後ほどアメリカ政府高官が躍起となってイスラム各国を訂正に走り回ったドタバタ劇などは、ある意味で関西の間抜けなお笑いを見るより可笑しかった。

nuclearをnuke-you-larと発音してしまう悪癖なのか、言語能力に支障があるのか分からないが、事前に発音が記載されたカンニングペーパーがwebsiteになぜか流れてしまい、中高生にも失笑を買うなど、話題性には事欠かないが無知、無教養に加え、極右に近い短絡的思考回路を併せ持つ政治家でもあった。

不可抗力、偶然ならまだしも、何年も前からノーベル経済学賞受賞者のクルーグマン教授、スティグリッジ教授らからも爆弾を抱えたマネーゲームとも揶揄されたその手法に何度も警告を受けていたにも拘わらずである。

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政治家の最低限の役目は簡単にして明瞭、戦争を起こさない事、そして経済危機を起こさない事である。

あまりにも初歩的ミスにより、世界経済を奈落の底に突き落としてしまったせめてもの罪滅ぼしとして、就任期間中の報酬くらい返却すべきだと思うが如何ですかねー、

ブッシュさーん!!

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2008年10月25日 (土)

生命科学者の生命観

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ノーベル賞受賞者であり、dnaの神様的存在のワトソンとrnaの大御所のスタイツそしてコーディネーターが病から回復された立花 隆氏と、垂涎もののフォーラムが東大安田講堂で同時通訳付きで開催された。

ワトソンの二重ラセンやdnaのお話を直接本人から、しかも日本で聞けるなんて夢のようだが、ここが田舎暮らしの弱点、後日の公開を待つしかない。

セントラルドグマそのものがひょっとして又変わり、きっと新しい概念から何れの日にか、ガンなるものも含め遺伝疾患は解決され、こんな簡単な仕組みだったのかという事になるのだろう。

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ワトソン自身の子供が総合失調症らしく、今その疾患を自らのdnaを公開して研究中とか。

併せて、人類のしあわせと云う絶対的な?命題に向かって好奇心と使命感で満ちあふれた頭脳を駆使し、生命科学の最先端を突っ走る優秀な研究者の’生命観’も聞いてみたい。

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発生の対極にある死を、細胞の再生不可によるものととらえるのか、各個体がもって生まれたdnaに組み込まれた時限的な致死としてとらえるべきなのか、その中に遺伝疾患を加えるべきなのか?疑問は尽きない。

空海をはじめ世阿弥、西行らの生命観とアングロサクソンの生命科学研究者の生命観を比較するのもあるいは楽しいかもしれない。

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2008年10月23日 (木)

古本屋巡りと釣り

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共通するものはただ一点、見逃した新たな感性との出会い、驚き、そして興奮か。

好奇心の旺盛であった貧相な学生時代の昭和40年代、神田神保町の古本屋通リをよくたむろしたが、愚生の欲した稀本を見つけるのは至難の業であった。

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何となく、かび臭い古本屋の奥に鎮座し、読書にふけっている近寄り難い頑固そうなオヤジ店主のイメージはどこか似かよっていた。

クールでスマート、眼鏡の奥に済んだ冷徹な眼を有し、愚生を一瞥後、瞬時に見下し、「なんしに来たんだ、コノヤロ!」とまでは言わないまでも(笑)、「お前に我が書店の大事な古書は売りたくない」といった、気だるい対応、物腰であった事を思い出す。

その頃に入手した古書のうち数冊は今でも、我が家の第一級お宝である。

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昼過ぎにはいつも早稲田の?近くの安いレストランに入る。
お金が無いので(笑)いつも300円のラーメンの大盛りを注文、周りを見渡すと時には、買い求めた文系の古本をテーブルの端に高く積み上げ、いかにも勝誇ったかの様に超豪華な、何たら焼肉定食を喰っていやがる、生意気そうな学生を見かけると無性に腹が立った(笑)。

苦労して探索中の古書を発見した時の心模様はちょうど雨あがりの夕刻、誰も入渓しない、済んだ渓相の流で、ルアーの着水点周りに、瞬時に銀色にはしり輝く魚体を見た時と見事に一致する。

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お客は皆、静かに買っていたが愚生、「あまりお金がないので、まけて下さい」!とよく値引きしてもらったがその時はどのオヤジの顔も一様に呆れかえった表情だった。

そのうちに、通い慣れた古本屋のなかには、いつの間にか愚生の好みそうな古本をさりげなく一箇所に陳列してくれたり、何も言わずに値引きしてくれるオヤジの無愛想ながらもその江戸っ子気質がとても嬉しかった。

なにせweb検索、faxなどありもせず、全て一対一のやり取りが面白くもあり、購入した古書の元の所有者の素性、由来を聞くのも楽しいものだった。

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若かりし頃、一度だけ、怒られた事がある。
ついうっかり、「値段ってどうやって決まるの」と聞いてしまった(笑)。

素晴らしい古書の文化を消失させてはならない。

日本中の古本屋のオヤジ達、!!

元気かー!!

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2008年10月13日 (月)

釣り師の鼻水

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10月12日、秋の渓流釣りを与作と一緒に友人らと楽しむ。

すっかり、紅葉、黄葉がすすみ、下界とは全くの別世界、雄大な自然の中で釣り糸を垂れる。

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寒くて、ウェーダーを通して伝わってくる感触は既に冬、透明度の高い川面には落ち葉が漂い、川原に鹿の足跡は沢山残っているが熊の足跡は何故か見当たらない。

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釣りとは不思議なもので、大物のお魚さんが針針に掛かり、やり取りしている時は下界の諸事は忘れ、頭の中が真っ白なのに待ち時間が長くなると何故か雑念にかられる。

昨夜、ニュースで流れたロス疑惑の三浦和義氏の人格を演技性人格障害というなら、そして同じく作家の故三島由紀夫の人格を自己愛性人格障害というのであるなら、これらに共通するのは第三者の視線に対する屈曲した過剰反応か。

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こんな山奥で、熊におびえ、身も凍る様な冷水に何時間も浸かり、手足は震えて次第に感覚は薄れ、唇は紫色に変わり、鼻水の滴下にも気付かず、そのうちに思考能力が低下してもなお狂人的釣りを続ける輩はさしずめ’釣人性人格障害’とでもいえる。

そこには比較、競争、ましてや薄っぺらな優越感もなく、誰も見てやいやしない大自然の中のちっぽけな自己満足程度のものか。

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2008年10月10日 (金)

深層心理

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テニスコートサイドでアリとケラの戦いを目にする(笑)。

アリは一匹で自分の体の数十倍もあるケラを命がけで雑草の中にある自分の巣に引っ張っり込もうとしている。

対する図体のでかいケラは体を捩りながら抵抗するが、アリのパワーの前には歯が立たない様子。

そのうちにテニス仲間が寄って来て、
なぜか「可哀想なケラを助けてあげて!」の連呼の嵐(笑)。

まるで反捕鯨団体がご唱和する「可哀想なクジラさん!」の様にも聞こえ、誰もアリの味方をしないがケラがグロテスクな毛虫だったならなんて考えてしまう。

イソップ物語の「アリとキリギリス」が思い出される。

日本で多々出版されている同名の著書を大別すると、キリギリスに「食べ物を与えないあり」と逆に少数ではあるが「食べ物を分け与えるやさしいあり」が描かれているらしい。

どちらにシンパシーを感ずるか、それを決定する単純な相反する要因を羅列してみた。

キリスト教vs仏教

一神教vs多神教

アングロサクソンvs日本人

男性vs女性

勤労者vsニート

人生訓vs処世術(笑)

グローバリズムvs反グローバリズム

酔っ払いvs非酔っ払い(笑)

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因みに紀元前数世紀に書かれた原書は「キリギリス(実はセミ)に食べ物を与えないあり」だったそうでイソップさんのお仕事は奴隷だったそうである。

ほとんどの諸外国は当然の事ながら、原文通リ「食べ物を与えないあり」として書かれているのだそうで、日本には安土、桃山時代に宣教師により伝えられたとされている。

そして何故か、日本だけが怠惰を戒めつつも温情主義に変わる、つまり昔からおられる八百万の神様のご指示に従ったのか?、西洋の’理’より’お情け’を選択した当時の日本人を現代人はおおいに誇ってよい事だろう。

だが今後、どちらのアリが増えるのか?

又、どちらのアリが増えるべきか?

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2008年10月 8日 (水)

粋な計らい

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今、中国では莫大な費用をかけ宇宙開発に力を入れている。
日本でもバブル期、金余りの予算を宇宙産業に向けていれば今頃はきっと...何て言ってもしょうがないが、軍事的側面はあるにしても中国における基礎から応用科学にいたる先行投資に日本の愚かな政治家には決して見られない先見性が見て取れる。

日本ではいまだに張りきって新しい道路を作ろうとしている国会議員さんがうじゃうじゃいる。

このご時勢、土建屋さんを目の前にして若手の自民総裁選候補の一人、石原 伸晃までもがこじ付けがましく声を大にして’道路、道路’とのたまっていたが、日本国中を道路で覆うが如く、政治家の絶望にちかい後進性が垣間見える。

日本、中国共に難しい政治問題を抱えてはいるが、より高い視点、より先の視点、50-100年先のグランドデザインを描いているのは断然中国と言う事になるだろう。

科学技術の集大成とも云われる宇宙工学、日本の開発予算は斬減され、将来に向けた産業パワーも萎えつつあり、日本と中国の国力の差を考えさせられる。

そして国力の衰退は学力の低下からも確実にはじまっている。

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そんな中、日本人3人のノーベル賞物理学賞の報が飛び込んでくる。
しかも基礎物理からの受賞とは、うがった見方だが当然日本人の推薦者がいての事であろうが昨今の暗い状況を考えた時、粋な計らいをしてくれた。

日本人3人の物理学賞受賞者に共通するお金、名誉、肩書きに一見、無頓着にも見える真摯な研究者の様である。

夢を与えてくれた、うれしい限り。

さあ、次は低下してしまった日本の教育レベルをいかに復元させるか、顔を出さない推薦者の意図はこの一点にある。

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2008年10月 5日 (日)

分かりません

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バンクーバーにいる友人で釣り師でもある中華系2世のleeさんは陶器を見ると、よく冗談を言って笑わせていた。

「中国3千年の歴史、嘘ばっかり!」と。

中国由来の焼き物、炎の芸術ともいわれる特に古い骨董と必ず対極にある精巧に作られたインチキとの真贋論争は実に興味深い。

テレビでお宝探偵団番組をみると、中島先生なる鑑定士が登場し古い陶器を自信たっぷりに評価しているが、鑑定する人も実は鑑定されている事をお分かりなのだろうかと、ちょっと疑問に思う事もしばしば。

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その価値をお金で言い表わす俗物的手法に、製作者に対する無配慮を感ずるにしても誤解があり、嘘があり、思い込みがありと、あまりにも人間的だ。

鑑定士らの眼識を絶対条件としているのであるなら’分かりません’というフレーズはないのか、それとも使用禁止なのか?

故白洲正子、川瀬敏郎らの共著書、「白洲正子、美の種をまく人」の中で贋作に徹した陶器つくりの職人技が紹介されており、徹底したニセモノつくりの作品を高く評価している数ページがある。

おおよそ、後世に名を残す名工は必ずしも金銭的にはめぐまれず、没後に評価される事が多い様にも思われる。

女史曰く、優れた品は毎日眺めていても決して飽きはしないが贋作はその内に飽がくるのだそういだ。しかし贋作のなかに本物以上に優れた芸術性を見た事もあると述べている。

これが本当の目利きなのだろう。

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既に世の中では’分かりません’というフレーズは禁句となったのであろうか。

事象は因も縁も常に変わる、作品も常に変化を遂げるのが当たり前、すべては相対的であって絶対不変なものはある筈もない。

曖昧さ、漠然とした事象、空間、これこそ東洋のお宝ではではないのかな。

愚生、必要に応じ自信をもって’分かりません’を使っている。

これは誤りか?

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2008年10月 4日 (土)

釣りと人生の達人たち

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アグネス船長の田中さんに無理をお願いし快諾の後、10月3日am5:30、室蘭の絵鞆マリーナで乗船させて頂き、カレイ釣りを楽しむ。

朝焼けの中を対岸に駒ケ岳、恵山、西に有珠山、ウィンザーホテル洞爺を遠望しながら出港する。
よく通ったバンクーバーより国境越しにシアトルを眺めながら船釣りをした時の景色を彷彿とさせるすばらしい景観である。

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18世紀にイギリスのプロビデンス号の船長ブロートンが訪れ、その後ロシアのリコルド船長が艦船を率い函館に幽囚されていたゴロヴニンを引き取る為にこの絵鞆に寄港し、水、食糧の補給を受けた古い歴史がある。
近くにはヨットも多数繋留されており、まるでニュージーランドのオークランド湾の様な天然の良港。

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薄曇り、南東の風を受けながら釣りを開始する。
愚生の針にはソウハチカレイは喰い付くのだが肝心のマガレイはあまり釣れない。
田中船長は気を使って色んなポイントに連れて行って下さったが結局、数日前の大型カレイの群れは何処かに消えたらしい。

下手糞な愚生の遊動式アドバ仕掛けではあまり釣果が上がらず、上手な田中船長及び同乗された船長の友人でもある川又さんの自家製テンビン型の仕掛けにはよく喰いつき、良型を釣り挙げていた。

pm1:00に終了、岩佐マリーンクラブに案内されご両人よりこの室蘭海域のポピュラーなカレイの釣り方のレクチャーを受ける。

室蘭は操船も異なり、従って仕掛けも当然の事ながら異なる事、海底で餌の前後左右、上下の動きを理路整然と説明して頂く。

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そのお話しっぷりは真摯で、潮焼けしたお顔に童心の如き目が輝き、言葉に濁りがなく、遊びごころ満点、心から釣りを楽しんでおられる様子であった。

’釣り人のこころはこうじゃなくちゃ駄目だよ’という事を言外に教えられた。

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人生の達人とはきっと彼らの様な人達をさすのだろう。

釣果は二の次、充実感の残る釣りだった。

又、行こうっと!!

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