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2008年12月28日 (日)

生き物の基本

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ドサンコ、何んともひびきの良い単語だ。
この馬は賢い、さらに忍耐強く、耐病性に優れ、服従心があり粗食に耐えうる。
アメリカの乗用馬であるスタンダードブレット、クォーターホース種らの人工的に創られた品種と異なり、運動器システムは合理的に出来ており、体型はすこぶるカッコ悪いが、生物学的にはあらゆる面で優れ、理にかなった馬体を有している。

対極に位置するサラブレットは遺伝学を否定され、’改良’の名目で人間が勝手に創った動物だがそれを無知な競馬評論家等は芸術品などとのたまっている悲しい現実も片方にある。

サラブレット種として固定されて300年位しか経たないが、徹底した競争能力の追求と云う美学のもとに、本来生物としてあるべき、無限に近い遺伝子の選択性を否定される運命を背負っている。

ヒトでは考えられない事だが、無制限に近親交配が行われている。
果たして何処まで許されるのか。

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過去から現在に至るdna2重ラセンの中に含まれているであろう生命に対する負の因子が今後も増え続けたなら数千、数万年後の馬達にいかほどの形態的変化が生じるのか、その危険性を誰も議論しない、或いはあえて避けているのかは分らない。

確かに心肺能力は優れているが、免疫系の数値はドサンコの半分程度であり、継代するに今後、さらに低下する事は十分考えられる、何より生存する為の必要最小限のパーツすら持つ事を拒否されている生物でもある。

植物同様、動物も人手が加わらないと至極丈夫な事は高校生が教わる生物学の基本中の基本だろうが、永年かけて緻密に組織化されたdna配列を変更する事があたかも最先端の学問とする昨今の潮流に対してドサンコは強く警告を発している様にも思える。

サラブレットに限らず数千、数万年後に奇形続出なんて事は想像したくもない。

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