« 上原、ヤッター! | トップページ | ないものねだり »

2009年4月12日 (日)

何でも見てやろう

Imgp2153

江戸時代末期、外国奉行の新見正興ら80名が着物に刀、月代にちょんまげファッションでニューヨークのマンハッタン、ワシントン等を訪問し、そこでとてつもなく進歩したアングロサクソン文明を見た時、果たして何を感じとったのか。

優れた感性と好奇心を持ち合わせたであろうお侍さん等はきっと、エレベーターに乗って驚き、感激し、ナイフとフォークに戸惑い、洋式トイレを恐るおそる使用した事など、想像しただけでも可笑しい。

包容力の大きさ、国土、国力の桁外れの違いから少なくとも前時代的鎖国の恐ろしさを学んだ事は間違いない。

同様に1930年代、ニューヨークのマンハッタンで次々と建てられたアール・デコ様式のクライスラービル、エンパイヤステートビル等の巨大建築群、優れた商、工業を間近に眺めた日本人は何を感じとったのか。

帰国後、その常識的な考察はきちんと成されていたものの、第二次世界大戦に突き進んだ愚行の根っこには強固な国家主義があった。

Imgp1475

昨今、北朝鮮のミサイルだ、やれ人工衛星だの議論の中に日本の核武装論も飛び出す。
国家の危機をあおりつつ、日本の病理的国家主義のかすかな姿が見え隠れする。
翌日には冗談という事に落ち着いたが、昔から普段は表立って顔を出さずにうごめく大きな集団がおり、確かに多くの国民の支持を得ているのも事実である。

田母神元航空自衛隊幕僚長が就任した時の安倍総理を筑紫哲也はいみじくも「もしも安倍晋三が核のボタンを持っていたら」と題して痛烈にタカ派を批判していたが現実味を帯びている。

歴史的にも覇権主義国家の末路は哀れである。
アメリカは確実に衰退、滅亡にむかいつつ、やがて基軸通貨はドルから円に代わるとの予測も現実味を増し、歴史上、繁栄を永続している国家など存在しない事はヨーロッパを旅すればバカにでも分る事だ。

小田実著、講談社「何でも見てやろう」の様に、初々しい感性を持ち合わせれば、旅って過去、現在、そして未来を予見させてくれるし、想像させてくれる。

|

« 上原、ヤッター! | トップページ | ないものねだり »

コメント

冗談だと言いながら時々本音が見えるのは恐ろしい気がします。
釣りばかりしていますが、ニュースには一応目を通していました。

投稿: 北遊人 | 2009年4月14日 (火) 20時06分

冗談と本音と素人が製ったバケノカワはすぐに剥がれちゃいますね!!

恰も何処かの漁港のなんとか船長の如くなんて云ったなら冗談でしょうか、それとも・・・(笑)。

さて、産卵後のチカのお味は如何でしょうか?

投稿: 与作 | 2009年4月20日 (月) 07時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/47604/29090237

この記事へのトラックバック一覧です: 何でも見てやろう:

« 上原、ヤッター! | トップページ | ないものねだり »