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2009年7月 7日 (火)

マクナマラの回顧録

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今、アメリカに住む諸般の事情を抱えた沢山のベトナム人達は元フォード社長で、国防長官を務めたマクナマラの死をどの様に考えているのだろう。

対極にありもしない共産主義ドミノ理論をお題目に、ベトナム戦争を実質的に指揮、兵器の実験場と化し、その後の「マクナマラ回顧録」でベトナム戦争は間違いだった、すべきでなかったと述べている。

そもそも、ベトナム戦争の大儀、そして勝算はあったのか、今でも大きな疑問であり、マクナマラ自身、自分の人生を振り返った時の心境たるや、如何なものか。

召される前にベトナム人に対するせめてもの謝罪の言葉もなかったのだろうか。

cnnはアメリカ軍人の死者が約5万8千人に達したと盛んに述べているが、ベトナム人の死者が2百万人を超える事には一切触れていない所が如何にもアメリカらしい。

国家に対する忠誠心は人一倍あったらしいが奉仕する事の方向を間違え、履き違えた愚かな男にすぎない。

小田実は著書の中で、ベトナム戦争をマクナマラの戦争とも揶揄しているが、仮に、歴史に善悪はないにしてもアメリカは愚政の末路からなんら学ぼうとしない国家なのか。

そこにあるのは驕り、欺瞞、どうやらターミナルステージへと向っている様にも見える。

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