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2009年10月17日 (土)

魯山人のプリンシプル

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赤貧のなか、かのロックフェラー財団に招かれ、賞賛されたが、後々、大負債の一因になるにも拘らず一切を自前で通し、携行作品のすべてを各国の美術館に寄贈した魯山人の気概には圧倒される。そしてピカソには自作の紅志野の皿を激賞されるがはにかむ心もあったらしい。

所が日本では5回の結婚、5回の離婚、常識の欠如、無知、無教養、尊大、傍若無人等と揶揄され、下世話な話題にも事欠かなかったらしい。
だが大いに結構じゃないか、感性の違いだけである。

師をあえて持たず、自然を師とした魯山人の残した書、美しすぎる陶器の類は世間の騒音を掻き消してしまう何かを持っている。

世間の枠、常識など気にしない、見方によっては古い時代の生き様なのか、それを小児性などと揶揄されたりもするが本質を見抜き、一筆で迫る美しさを追い求めた男だったのだろう。

芸術を理解しない役人からの人間国宝推挙を拒否するなど、生きるには決して器用ではなかった男、偏屈なのか、狂人なのかは井戸の蛙にお任せするがプリンシプルが見え隠れしている。

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