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2009年11月23日 (月)

物か、者か

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あんな奴等に何で美が分かるものかと、両巨匠がお互いに云った当事者のお一人は畏れ多くも細川護立熊本藩、16代当主で大茶人、美術収集家で知られた御殿様、白洲正子女史はトノサマと慣れ親しんでいたらしい。

もう一方の方は美に生き、小林秀雄をして天才と云わしめ、本当の目利きといわれた青山二郎で、白洲正子女史はジィちゃんとよんでいた。

美に生きた人と、美を鑑賞する人とは、それほど違うものとトノサマとジィちゃんの事を記しているがこの一行に白洲正子女史の審美眼、審人眼が如実に表れている様にも思える。

雲上人らの至言であろうが古陶器に授業料を払いきれない愚生、何時ぞや眺めた利休の茶器より、夜店が並んだとある如何わしい骨董屋で買い求めた数百円の名も知れぬ焼き物にいまだに惹かれる。

白洲正子女史はトノサマに国宝級の韓、中陶器を時代順に目の前に並べて教えられ、ジィちゃんには観る時は眼を頭からはずせと教えられたそうである。

ジィちゃんの対象は物か、者か。

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