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2010年1月11日 (月)

アダムとイヴは結婚したか

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♂としてカスタマイズする為に♀の性染色体xをyに変え、ホーデンよりテストステロン分泌を指令するsry遺伝子を伴って出現し、有性生殖の時代に突入したのはいつだったのか。

ヒトのご先祖様が発生以来、y染色体のコピペは厳密、正確に現在にまで続き、稀に生ずるy染色体上の多形性も含めて正確に伝えられるゆえに、各民族の移動歴も克明に地域に残っているらしい。
よく例えられるチンギス・ハーンのy染色体を引継ぐ方は広大な中央アジアの男性数2億人の分母に対し、1600万人の男性が持つとされるからその数値には驚かされるが、そこから英雄、蛮族説に至るフィクションが沢山生まれているのも事実だ。

またy染色体上の各多形性出現頻度と、卵子間でのみ受け継がれるミトコンドリアdna解析より場所、時系列も既に解明されている。

遡れば十数万年前、一人のアフリカで生まれた男性、そして一人のアフリカで生まれた女性にたどり着き、y染色体上、最初の♂をアダム、そしてミトコンドリアdnaのはじまりに位置する♀をイヴに喩えられているが、時系列では否定的な意見もある。
仮に同一時間、場所としてもアダムとイヴを関連付ける証拠は今のところないらしい。

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サイエンスの深淵を感ずるとともに、なぜアフリカなのか、エコロジカルな興味も尽きない。
日本では文献上、天皇家にも朝鮮半島系の血が混じり、いわんや日本人たるや色んなdnaのるつぼ、まるでニューヨークの地下鉄車内の様なものだろう。

当然の事ながら国の数、民族の数だけイデオロギーがつくられ、その中にはユダヤをスケープゴートに祭上げてアーリア人の優位性を説いたり、中韓蔑視を内包した、神州不滅とやらの国を滅ぼす国家イデオロギーも突如出現、驚くことに大多数の民意もまた賛同した歴史も併せ持つ。

ゲルマンのアーリア人優位説は否定され、また後者は分子遺伝学から覗いたなら、属性はかなり近く、滑稽ですらあると思いつつ、チンギス・ハーンが孤軍奮闘し男性に残したy染色体なんて所詮、生物的♂として、はかないメッセンジャーボーイでしかないのだろう。

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