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2010年9月21日 (火)

スーパーサーモンついに登場

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日高山脈の山奥で出会うオショロコマ、イワナの美しさはしばし時間を忘れさせ、下手な釣り師の持つ釣り針にぶら下がった素晴らしい体型、斑文には太古のにおいを感じさせ、気品さえただよう。
同様にバンクーバー湾で釣ったピッカピカのキングサーモン、そして何となくブラウントラウト似のケベックのアトランティックサーモンも夫々美しい魚体を併せ持つがなんと両遺伝子にウナギ遺伝子を組み合わせたお魚さんがアメリカで出現した。

ここ、数日来、同属のサーモンを用いたスーパーフィッシュ登場にアメリカabc worldnewsは、franken-fish登場だの、monster-fish登場の過激な表現で遺伝子組み換え(genetically engineeredまたはgenetically modified)サーモン を取りあげている。

AquaBounty Technologies社の基本作製方法は大西洋のアトランティックサーモン由来の遺伝子を組み換え、それにウナギのanti-freeze遺伝子由来のdnaと、別の無関係な太平洋由来のキングサーモンから抽出した成長ホルモン遺伝子を人工的に結合させたと要約される。

このGE salmonはスーパーサーモンとも呼ばれ成長率は従来のシャケのなんと2倍、生殖能力は欠如、ペンの中でのみ養殖されるらしいが他メディアも揃ってsomething fishy?の大合唱と相成った次第。

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FDAの法の不整備をかいくぐって飼料効率を追い求めた結果にしても、従来の牛肉、豚肉よりも鶏肉にほうが断然生産コスト安の論理同様に、究極の方法であろう’属の壁’を取っ払って人工的に造られた巨大魚、GEもしくはGMサーモンのご登場にホワイトハウス周辺では反対デモも行われているらしい。

仮に自然界では無害と証明されても、人体に対する確実な無害の証明など到底無理にもかかわらず、なし崩し的に将来FDAが認可すれば天然モノ、養殖モノに加えて遺伝子組み換えモノとでも表示され出回るのだろう。

21世紀以降、人口が100億人を超えるとなればなにやら沢山の怪しげな動植物由来の喰いモノとも共存せざるを得ないのかと少し妥協しつつも、BSEには何故かおおらかなのに対し、GEサーモンには厳しい姿勢で臨む食文化の欺瞞にアングロサクソンは自己矛盾を感じないのだろうか。

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