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2011年11月 9日 (水)

アリをやっつけた男

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今と違って昔のヘビー級の試合は華があった、しかも個性的な役者も揃っていた。
その主役はなんといってもMuhammad Ali /モハメド・アリ/カシアス・クレイだろう。

しかし愚生は何故かアリが子供の頃より大嫌いだった。
別にイズラムに改宗したからではい、マンハッタンでタクシーに乗るとコーランとジャズがラジオと安っぽいラジカセから同時に流れている事もしばしばで、もちろん運転手さんの名前はモハメド・アリなんたらが殆どだが別に違和感はない。

華があるということは毒もあると一概には云えないものの、アリのあの放言癖、横柄な態度がたとえカメラに向けたポーズだったにしてもどうにも我慢ならなかった。

従ってアリをやっつけた男は誰でもが愚生の大ヒーローという今に至る単純すぎる頭脳回路はこの時既に出来上がっていたのかもしれない。

さしずめ、その大ヒーローはJoe Frazier /フレイジャーとLeon Spinks /スフィンクスだろう。

今でもはっきり覚えている。
当時の白黒アナログテレビに写し出された、不可思議な海外同時放送とやらを食入るように観戦、アリが勝つと直ぐにチャンネルを変えた。
逆にこの両者がそれぞれアリをやっつけた時などは、翌日の全国主要紙、スポーツ新聞を全紙買い込み、周囲の呆れ顔、冷たい視線をものともせず何度も読み耽り、至福の時にひたった鼻ったれ時代があった。

Photo

昨日のabc newsに以下の文が載った。

” Ali said, “It was the closest I’ve come to death.”

“The world has lost a great Champion. I will always remember Joe with respect and admiration. My sympathy goes out to his family and loved ones,”  Ali said Monday.

開高 健の云った「男を熱中させるものは危機と遊び」をそのままを実行した男の中の男だった。

ヨーッ、世界一、フレイジャーにカンパーイ!!

と、風呂上りに書き始めて只今深夜、キーボードを叩く指につい力が入り過ぎたのだろう、直前まで外で啼いていたフクロウの声が聞こえなくなった。
こやつ、ミネルバへ深夜のお帰りか!!

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