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2012年9月 2日 (日)

ある小児科医の目線

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「古事記」なるものを書いた人は朝鮮半島の国々、唐、天竺を知っていたのだろうがそれらの創造に一切触れていないのは妙な気もする。
また18世紀にオランダ製の世界地図が日本に入ってきても本居宣長の世界観は神代のそれから変わらず、日本が世界の中心であって、世界があってその一部分として日本があるとは考えなかったところがとってもおかしい。

一人の人間は多くの異なる集団に属するが、それぞれの集団の領域を「ここ」として意識する。
そして「ここ」から世界を見るのであって世界秩序の全体からここ/日本をみるのではない。
村社会のこの千年にわたる原理的思考方法は莫大な授業料を支払っても21世紀に連綿と続いているらしい。

今、日本は韓大統領に徹底的に蔑まれている、韓国はどの為政者も政権末期になると目先の得点のためポピュリズムとナショナリズムを合体させる性癖があるようである。

今、日本は尖閣に上陸した、たくましくもあり何か欠落した中国系の右翼さん等に怒られる国家の態である。
自尊心を満面の笑みにただよわせ英雄として帰国した右翼さんと、同時に物悲しくて焦点の定まらない、加えてこちらも何か少し欠けている脂ぎった野田首相の画像は世界に網羅された華僑のメディアネットワークに「卑しい小日本」として徹底して流されている。
あるイギリス経済誌によると将来の日本の経済力はgdp比で韓国の半分になり、中国はいずれ世界一となる予想らしい。

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かならすしも「から心」と「やまと心」の二項対立とは思わない、が伊勢の松坂で小児科を開業していた本居宣長はそのお母さん達の心の深部に古より引き継がれている「やまと心」とやらを「古事記」までさかのぼって研究、考察し、後世に丸山眞男はそれを日本人の奥底に宿るものとして、また加藤周一は土着観として研究し、さらに大江健三郎はその毒性を主張しているのは前ブログに記した通りであろうか。

愚生の住む’村’から’日本国’まで日本人insiderと異人outsiderの区別、差別を必要とする思考を持ってして、例えばアウシュヴィッツ、南京虐殺という応用問題に対して前者は正対して解決し独仏の信頼関係は回復、本邦ではそれを’水に流した’。

’ムラの内側’、’ムラの境界’で生じる問題を’水に流す’先人の教えを美徳とするムラビト日本人、そして過去を水に流し続けた政治家に棲む旧ヴァーションの「やまと心」は悩ましいかぎりと思いつつ愚生にもしっかりと宿っている。

一方、お向かいの国々は反日といって謳うラプソディに痴的に酔う。
しばしの宴でいつもの病的な狂態を晒すのも勝手だろう。

加藤周一の残した...いま、ここ、の問いでもある。

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