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2014年12月27日 (土)

stap細胞奇論

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西田幾多郎の有名な一行に「生物の現象は形成作用である、と云うのはつまり時間的なものが空間的なものを組み立て、形成して行くことである。時間が自己中心として空間を形成し、色々の形が出来る。之が生命である。
生命は時間的に動き、空間との関係は即ち生物と環境との関係である。生命は環境と対立している。しかも矛盾的自己同一がなければならない」とある。
<西田幾多郎日本論集、国の巻p,24より引用>

認識の連続が自覚、純粋経験そのものの自己展開が自覚だと、西田幾多郎はいう。
更に上田閑照は、’自覚とは世界の動きになれ’、と諭す。

青学の福岡伸一は、自覚の無限の繰り返しと、生命の概念は同じだとして、生命を動的平衡/dynamic equilibruimといい表わし、物質の無時間に対する生命の時間的な動きを、危ういところを含みつつも、見事に提唱している。

’時間的’の対極に’初期化’という、ある種の逆時間、それが小保方晴子さん等の挑むstap細胞らしい。

成功すれば理論上、組織が古くなればとっかえ、臓器に異常が見つかればひっかえ、望めば先祖返りさえ可能な手法、それを手塚治虫は漫画という手法で、アトムの破損した頭を交換してみせた。
今更ながら、手塚治虫の先見はお見事、但しそれは夢か、忠告なのか。

新しい哲学が待たれるのか、

それとも人が狂っているのか。

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2014年12月19日 (金)

宗教者は何と言う

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数年に一回、アメリカでお会いするイズラム系の知人がいる。
よく見かけるアラブ風の外貌だが、髭を剃りあげ、豚肉もむしゃむしゃ喰らう御仁でもある。

氏曰く、自分の家、職場はイスラム国の暴徒に乗っ取られ、家族らはなんとか隣国へ逃げのびたという。
御仁は、日本人たる愚生の宗教を聞かない、此方も御仁の宗教には全く興味はないが、どうやらキリスト教みたいだ。

キリスト教発祥の地、エルサレムを抱えるイズラム地域でキリスト教徒は異端視され、イスラム国最高指導者の個人的嗜好なのか今、彼の地で信仰の自由はないらしい。
それは家康のキリスト教弾圧に似て、その残虐性、不条理は信長の手法に酷似するようにも思える。
斯様な時限的集団もアメリカ的手法の副産物にして、帝国という名を冠した国家はかくも周辺にカオスをばらまきながら、やがてナンバーワンの座から消え去ることは今更、歴史を振り返るまでもない。
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今、イスラム国と名乗る過激な組織に若者自らが入る現象が世界各国に少なからずあるという現実、それに対して哲学、イデオロギーは全くの無力、たとえ哲学者、思想家がどんな高尚な理論を打ち立てたところで経済が成り立たなければ絵に描いた餅に過ぎずない。

ならば宗教者は何と言うか興味のあるところだ。
そこにローマカトリック教会に、興味ある一行を見つけた。
フランシスコ法王は、イスラム圏に向かって’コーランは平和の書だ’と言う、確かに立派なことを言う。
ならば聖書もまた、’平和の書’でなければもちろん整合性はとれない。

ブッシュは就寝前に、真偽のほどはどうであれ、必ず聖書を熟読したと自著で語る。
読むだけなら高校生にも出来る、意味を理解するにはそれよりも時間がかかるだろう、しかし深淵に達するには、深い洞察と内面的、経験値的不条理との葛藤も必要であろう。

ただし、愚生にそれを言うだけの資格はないが、十字軍を出兵させたのも、更にはイラク派兵を止められなかったのも聖書、ならばアングロサクソンにとっていったい、聖書とはなにものか。
異教徒の愚生がそんな邪推を抱きつつ、manhattan/nyのど真ん中にある教会で、聖書片手につらつらのたまう牧師が主催するミサに出席した。

十字架なんてそんなもの、嘘っぱちだ、イワシの頭のほうがまだましと思う愚生一人を除いて、ほぼ出席者全員の、心静かに、安らかに祈るその表情からは、明らかに神と会話していることを野暮な愚生にさえ気付かされる。

逆に日本国内の葬儀などでは、意味不明な読経を延々と聞かされ、欠伸を抑えるのに苦労する愚生を含めた大方の日本人の信仰心と単純には比較できないにしろ、信仰という、内に住まわせるであろう神との邂逅に対する想いは、かなり異なるやにも思われる。
しかしそれはあくまでも、内なる神との対峙に過ぎない。
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話を元にもどす。
百歩下がって、アングロサクソンがのたまう’戦争は絶対平和のため’としても、もしかして聖書はアングロサクソンを自壊させる為の書でもあるのか。

なぜならそこにはcosmosと同時に明確にchaosがある、間違いなくある。

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